日々の渇き 雑音を吐く

違和感 可視化できない言葉 音と 渇き

2018-01-01から1年間の記事一覧

void.void

beat me. ride me. erase me. smack me. push me. pull me. fix me hurt me. fuck me. pray I pray for myself. this world ejected me.

lullaby

どの通りも 家に帰れる 溶けてしまわなければ 僕は時々 間違えたふりをして 君のタクシーに 乗り込んでみる そんな ことがあればいい どのかなしみも 笑って話せる 降りてしまわなければ 僕は時々 間違えたふりをして 君のタクシーに 乗り込んでみる そんな…

hit the city

胸の内は 目には見えない すれ違う時に 匂いも発しない 誰もが 地面を抱きしめて 時には 舞い上がり 時には 強く燃える ただそれは 目には見えない すれ違う時に 匂いも発しない 誰もが 小さく諦めて 誰もが 誰かに必要で 誰もが 小さく決断している 世界は …

凡庸

部屋で 疲れ果て 横になる ああ こんなものか 無限は 夢 陽炎 僕は こんなものだ だからこそ 自由だ

goodbye I loved

まばたきもせず どこに行くの 聞いたけど 止めはしないけど どこに行くの 聞いたけど 止めはしないけど 携帯も持たずに 財布も持たずに 汚れた髪の毛で 食べかけの ままで どこに行けばいいか 僕は きみは どこに行くの 止めはしないけど 一晩中 歩けばいい …

鬼と夜景

嫉妬の鬼 羨望の鬼 欲の鬼 罪の鬼 涙の鬼 孤独の鬼 疲れ果てた鬼 さまよう鬼 あたたかい鬼 つめたい鬼 全て 鏡に映っているよ ぼくは ああ なんて顔をしているんだ

not my tempo

下ばかり見ていたら 首が 痛くなってきた 雨を受ける 首すじが 冷たい 僕の 早さで はなしをきいて 僕の 早さで 手を引いて 僕の 早さで 間違えて 僕の 早さで つながって 僕の 早さで 失って ああ どうしてこんなとこにいるんだ ここじゃないよ

修羅

僕は かなり回り道をした でも 幸せになりたい だから 修羅にでもなるさ

it's no game

僕は 僕の演じる全てのドラマでそうしたように 繰り返し 実現することが出来る 僕は 僕の想った全ての人にそうしたように 繰り返し 人を愛することが出来る 僕は 僕の成し遂げた「からっぽ」がそうだったように 繰り返し 虚無に絶望することが出来る ぼくは 僕…

still

大丈夫なふりができるまでの 少しの間でいい 行かないでくれたらと 嘘でもいい 時間をくれたらと 温度と 湿度と 短い嘘 それでもいい 少しの間でいい 行かないでくれたらと

burial

抜け出したいと 毎日思うここに 全てが詰まっている 自由は 何もないこととの対峙 不自由は 空を掻く 手を 落ち着かせる 僕は あるいは 僕らは 毎日 埋葬され 翌朝生き返る そうすることで 生きている そうすることでしか 生きられない

四季の螺旋

春は 記憶 思い出の中で 耽る 青臭い 風の匂いは すぐさま僕を 16歳に戻して 胸を締め付けるような せつなさや 焦燥や 悲しみの季節 こんな歳になっても 悲しみが欲しい季節 夏 命の熱に絆される 1年で1番 命を粗末にする 試す 遊ぶ 傷つく 傷つけられる 生…

maybe I find (it's not too late)

疲れ果てたからだ 横になり 少しの空気を 吐き出す それだけで 生きている 今日が終わるということ それだけで 今はいい 疲れたからだ 終わる今日 それだけでいい いま 歩いている 新しい たぶん 新しい 道を

瞬く斑点

掛け値なしの 感情と 取り囲む 己 我執 そこに 大きな違いなんてないさ 献身でも 満足でも それが 優しい行いなら 善し悪しなどない しない善よりする偽善というけれど ほんとうに 1番悲しいのは 否定ばかりして動かない「羊」 「羊」の群れ は 本当は怖さを隠す…

よく動く目 往来の中

平等 真夏 平等 愛情 焼け付いた 孤独か 羨望か なにか 呟いた 「しんじまえ」 目だけを動かして そう言った 子供たちは どこまでも 飛べたのに つま先しか 見ない大人になり 抜け落ちた 髪の毛のように 秋が来た 「しんじまえ」 目だけを動かして そう言った モ…

寂しがりや

汗をよく吸う 服を脱いで テレビはつけたまま出かけたから 無音で、たれ流されてる 青い豆を食い 少し泣く タバコを吸いながら 青白い画面の光で 僕のからだは 静かに発光する 誰も知らない 誰にも知らせない 静かで 長い時間 電車の音は夜のとても 深まるま…

狂った味覚

どこにも 心は置かない 流れる景色は 何万という 人達を サラサラと映しては 流れる なんとなく 近づいて なんとなく 少しの間 過ごす 出会っても 知らないふり たくさんの人が 似たような顔をした 他人 少し弱音の出る時に 僕らは 狂った味覚を 満たすため…

goodnight bad morning

「あれだよ、あれ」 「うん」 わかんないよ 「ここだよ、たしか」 「うん」 しらないよ 「たのしいでしょう?」 「うん」 それは うん そうだね 「たのしいね」 うん ありがとう

明日の門

音に溢れて 静かに 沈むように 疲れに包まれて 同じように疲れた人や 陽気に楽しんだ帰りの人 紛れて 荷物がずっしり肩に のしかかる こんな日は 嫌いではない ぼくが 生きていることが なんの、ためにならなくてもいいさ ただここで 疲れを感じて 部屋につ…

World went away

味を覚えているか その場所に 今も すぐに戻れる これ以上 夢を見たくない こだまする 思考 自分自身から 記憶のギャラリーから 逃げようと 何度も信号を無視して 走り出したけれど ふさいだ目に 赤黒い光は 射し込み 自分から逃げる ために 階段を降り続け…

かげろう

消えていく真実と いつまでもある 虚構 どっちが いいんだろう 食いちぎられることと 食いちぎってしまうこと どちらが かなしいのだろう

emergence

いつも 内側は 穏やかに 燃焼していて じりじり 少し 焦がれている 焦燥と 興奮の 入り交じる 期待と 恐怖の 溶け込んだ 帯のような らせん 静かに目を閉じていたとしても 誰かの裸に触れていたとしても 目の前で血が流れていたとしても 芯のところで くすぶ…

騒々

クソほども 価値のない 無駄な こと 非生産的な 射精 平等だとかいう 多数派 背中が熱い 孤独さえも 正当化するのは 綺麗事で 飾ることで それらしく見せるため 本当は 本当は なりふり構わずに そう なりふり構わずに 子供はガラスのような そんな 願望さえ…

still

ただ欲しいだけ 今まで手にしたことの無い なにか ただ 欲しいだけ 滑り落ちるように 日々は転がる 景色に目を留めることさえ 難しくなる 遠くを夢見ながら つま先を見て 早足になる

夜の中 揺りかごは見ない

目を閉じると 黒 白と黒のあいだには 無限の 灰色がある ほとんどすべてのものは その灰色でできている 濃くなり 深くなるものは美しい けれど 無限の 灰色 それが 余地 優しさ 時に だらしない 愛おしさ 人間らしい とても とても 人らしい 灰色の選択 灰色…

animal

入ってきて 出ていって 残していって 寂しくて 頭がぼーっとする あなたの そのやりかたが とても 今必要だよ 入ってきて 出ていって 残していって 寂しくて 頭がぼーっとする 掻きむしるのが 恥ずかしくて 我慢していたよ すぎた時間は 美化される 星を口の…

半分は 液体なのに 滞る 感情は 脳の電気信号なのに 苦しい 悲しみは 感情のひとつなのに 囚われる 孤独は ただの 状態なのに 支配される 愛情は 生まれつき持つはずなのに 僕には 正しい「それ」のかたちが わからない 人を 愛したり 愛されたり 本当の 「それ…

it reborn (every day)

人から必要とされたい 人に認められたい それは 自分自身が大嫌いで いつも怯えているから 愛されていなかったという 囚われに 今も 冷や汗をかくから もっと早く もっと上手く もっと多く あの人よりも あの人よりも 誰よりも早く 時間が無い 焦る気持ちと …

NUMB

いつだって耐えてきた ひとりで けれど 傷つくことには いつまでたっても 慣れない

誘惑

君ならば 僕の命さえ 奪えるだろう 差し出しすことに なんのためらいもない もとより 拾い上げた命 捨てる理由も また 探していた 君ならば 僕の命さえ 奪えるだろう なのに 君の欲しいものは 空虚な 満腹と 小遣いまみれの 汚れた 飾り 君ならば 僕の命さえ…