明日の門
音に溢れて
静かに 沈むように
疲れに包まれて
同じように疲れた人や
陽気に楽しんだ帰りの人
紛れて
荷物がずっしり肩に のしかかる
こんな日は 嫌いではない
ぼくが 生きていることが
なんの、ためにならなくてもいいさ
ただここで
疲れを感じて
部屋につけば眠り
目が覚めたらまた
靴を履く
そんなものが
それが いいんだ
そう
選んだのかもしれない
小さな分岐の
果ては見えかけている
そこでいいよ
そこがいいよ