日々の渇き 雑音を吐く

違和感 可視化できない言葉 音と 渇き

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

goodbye I loved

まばたきもせず どこに行くの 聞いたけど 止めはしないけど どこに行くの 聞いたけど 止めはしないけど 携帯も持たずに 財布も持たずに 汚れた髪の毛で 食べかけの ままで どこに行けばいいか 僕は きみは どこに行くの 止めはしないけど 一晩中 歩けばいい …

鬼と夜景

嫉妬の鬼 羨望の鬼 欲の鬼 罪の鬼 涙の鬼 孤独の鬼 疲れ果てた鬼 さまよう鬼 あたたかい鬼 つめたい鬼 全て 鏡に映っているよ ぼくは ああ なんて顔をしているんだ

not my tempo

下ばかり見ていたら 首が 痛くなってきた 雨を受ける 首すじが 冷たい 僕の 早さで はなしをきいて 僕の 早さで 手を引いて 僕の 早さで 間違えて 僕の 早さで つながって 僕の 早さで 失って ああ どうしてこんなとこにいるんだ ここじゃないよ

修羅

僕は かなり回り道をした でも 幸せになりたい だから 修羅にでもなるさ

it's no game

僕は 僕の演じる全てのドラマでそうしたように 繰り返し 実現することが出来る 僕は 僕の想った全ての人にそうしたように 繰り返し 人を愛することが出来る 僕は 僕の成し遂げた「からっぽ」がそうだったように 繰り返し 虚無に絶望することが出来る ぼくは 僕…

still

大丈夫なふりができるまでの 少しの間でいい 行かないでくれたらと 嘘でもいい 時間をくれたらと 温度と 湿度と 短い嘘 それでもいい 少しの間でいい 行かないでくれたらと

burial

抜け出したいと 毎日思うここに 全てが詰まっている 自由は 何もないこととの対峙 不自由は 空を掻く 手を 落ち着かせる 僕は あるいは 僕らは 毎日 埋葬され 翌朝生き返る そうすることで 生きている そうすることでしか 生きられない

四季の螺旋

春は 記憶 思い出の中で 耽る 青臭い 風の匂いは すぐさま僕を 16歳に戻して 胸を締め付けるような せつなさや 焦燥や 悲しみの季節 こんな歳になっても 悲しみが欲しい季節 夏 命の熱に絆される 1年で1番 命を粗末にする 試す 遊ぶ 傷つく 傷つけられる 生…

maybe I find (it's not too late)

疲れ果てたからだ 横になり 少しの空気を 吐き出す それだけで 生きている 今日が終わるということ それだけで 今はいい 疲れたからだ 終わる今日 それだけでいい いま 歩いている 新しい たぶん 新しい 道を

瞬く斑点

掛け値なしの 感情と 取り囲む 己 我執 そこに 大きな違いなんてないさ 献身でも 満足でも それが 優しい行いなら 善し悪しなどない しない善よりする偽善というけれど ほんとうに 1番悲しいのは 否定ばかりして動かない「羊」 「羊」の群れ は 本当は怖さを隠す…

よく動く目 往来の中

平等 真夏 平等 愛情 焼け付いた 孤独か 羨望か なにか 呟いた 「しんじまえ」 目だけを動かして そう言った 子供たちは どこまでも 飛べたのに つま先しか 見ない大人になり 抜け落ちた 髪の毛のように 秋が来た 「しんじまえ」 目だけを動かして そう言った モ…

寂しがりや

汗をよく吸う 服を脱いで テレビはつけたまま出かけたから 無音で、たれ流されてる 青い豆を食い 少し泣く タバコを吸いながら 青白い画面の光で 僕のからだは 静かに発光する 誰も知らない 誰にも知らせない 静かで 長い時間 電車の音は夜のとても 深まるま…

狂った味覚

どこにも 心は置かない 流れる景色は 何万という 人達を サラサラと映しては 流れる なんとなく 近づいて なんとなく 少しの間 過ごす 出会っても 知らないふり たくさんの人が 似たような顔をした 他人 少し弱音の出る時に 僕らは 狂った味覚を 満たすため…

goodnight bad morning

「あれだよ、あれ」 「うん」 わかんないよ 「ここだよ、たしか」 「うん」 しらないよ 「たのしいでしょう?」 「うん」 それは うん そうだね 「たのしいね」 うん ありがとう