2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
音に溢れて 静かに 沈むように 疲れに包まれて 同じように疲れた人や 陽気に楽しんだ帰りの人 紛れて 荷物がずっしり肩に のしかかる こんな日は 嫌いではない ぼくが 生きていることが なんの、ためにならなくてもいいさ ただここで 疲れを感じて 部屋につ…
味を覚えているか その場所に 今も すぐに戻れる これ以上 夢を見たくない こだまする 思考 自分自身から 記憶のギャラリーから 逃げようと 何度も信号を無視して 走り出したけれど ふさいだ目に 赤黒い光は 射し込み 自分から逃げる ために 階段を降り続け…
消えていく真実と いつまでもある 虚構 どっちが いいんだろう 食いちぎられることと 食いちぎってしまうこと どちらが かなしいのだろう
いつも 内側は 穏やかに 燃焼していて じりじり 少し 焦がれている 焦燥と 興奮の 入り交じる 期待と 恐怖の 溶け込んだ 帯のような らせん 静かに目を閉じていたとしても 誰かの裸に触れていたとしても 目の前で血が流れていたとしても 芯のところで くすぶ…
クソほども 価値のない 無駄な こと 非生産的な 射精 平等だとかいう 多数派 背中が熱い 孤独さえも 正当化するのは 綺麗事で 飾ることで それらしく見せるため 本当は 本当は なりふり構わずに そう なりふり構わずに 子供はガラスのような そんな 願望さえ…
ただ欲しいだけ 今まで手にしたことの無い なにか ただ 欲しいだけ 滑り落ちるように 日々は転がる 景色に目を留めることさえ 難しくなる 遠くを夢見ながら つま先を見て 早足になる
目を閉じると 黒 白と黒のあいだには 無限の 灰色がある ほとんどすべてのものは その灰色でできている 濃くなり 深くなるものは美しい けれど 無限の 灰色 それが 余地 優しさ 時に だらしない 愛おしさ 人間らしい とても とても 人らしい 灰色の選択 灰色…
入ってきて 出ていって 残していって 寂しくて 頭がぼーっとする あなたの そのやりかたが とても 今必要だよ 入ってきて 出ていって 残していって 寂しくて 頭がぼーっとする 掻きむしるのが 恥ずかしくて 我慢していたよ すぎた時間は 美化される 星を口の…
半分は 液体なのに 滞る 感情は 脳の電気信号なのに 苦しい 悲しみは 感情のひとつなのに 囚われる 孤独は ただの 状態なのに 支配される 愛情は 生まれつき持つはずなのに 僕には 正しい「それ」のかたちが わからない 人を 愛したり 愛されたり 本当の 「それ…
人から必要とされたい 人に認められたい それは 自分自身が大嫌いで いつも怯えているから 愛されていなかったという 囚われに 今も 冷や汗をかくから もっと早く もっと上手く もっと多く あの人よりも あの人よりも 誰よりも早く 時間が無い 焦る気持ちと …
いつだって耐えてきた ひとりで けれど 傷つくことには いつまでたっても 慣れない
君ならば 僕の命さえ 奪えるだろう 差し出しすことに なんのためらいもない もとより 拾い上げた命 捨てる理由も また 探していた 君ならば 僕の命さえ 奪えるだろう なのに 君の欲しいものは 空虚な 満腹と 小遣いまみれの 汚れた 飾り 君ならば 僕の命さえ…
あちこち探し回っているうちに また季節が離れていく 繰り返して まだ 何も掴んでいないのに 季節は離れる https://youtu.be/J5VE-rP4QdA
こわいか 憎いか それでも 理由を探すか 怒りか 恐怖か 愛着か 欲しいのは 承認か 謝罪か 赦しか 理由か ばけものに 白旗を 僕には まっさらな明日を 横には 意味のわからない 日常の わだかまりを たくさんの 間違いを たくさんの 興奮を たくさんの 絶望を…
人はひとり でうまれて ひとりで死ぬよ その上でいうけど きみは ひとりになることないよ ひとりにならなくていいよ 僕の言う「ひとり」 今の君のしている「ひとり」 少し違う 惨めでもいい 愚かでもいい 腕をつかめ 大声で 求めて よじのぼってこい どうなるか…
嘘を買う 時には 優しいし 時に とても 虚しい 嘘を買う 手のひらからこぼれる砂のように するすると 滑らかで 残酷なこと 嘘を買う 生きていくために 嘘を買う ここにいるために
落ち葉を食う 虫にも 僕にも たくさんの 意味や理由が ある 間違えたり ついて離れて そんな ものや 日々の泡の中で 重たいものが腹にたまる 一度座り 息を止めて 目を閉じる いつも はじまり いつでも はじまり 時に 暫時待つ 目を開けると はじまり
あの時の かたくなさ 信じて疑わなかったもの 僕はいくらかましになったよ それらは失ったけれど きみの 痩せぎすな おしりを思い出す あの時の 雨の匂い 帰り道の 苦しさ 絶対と思った約束 僕はいくらかましになったよ それらは失ったけれど きみの タバコ…
いつも通りに なんて 拍子抜けするくらい とても それは つめたい つめたい つめたいことば いつもの その言葉が 今は そうだよ 遠くから とても とおくから つめたい つめたいことば 行かないでくれよ なんて 言うこともなく つめたいことばを 繰り返し 抱…
それは 水のようで 音はなく かなしい ような はかなくて たしかな もの それは 人間の気持ちのようで はてしなく おいかける ような はかなくて たしかな もの 息を吸う 吐く 繰り返しの中 世界に 排出されるもの 灰から灰へ 還るもの すべて 気が遠くなる…
なんて名前か 分からない どこから来たか 分からない 名前は 影を落とし 生い立ちは 闇にうずくまる なんて名前か 分からない どこから来たか 分からない 銃はどこ 神様はどこ 犬と比べても 僕はとても 憐れで 悲しく つまらない 影法師 なんて名前か 分から…
遊べばいい 狂えばいい 好きなだけ 心の中の 渇きが少しでも満たされるなら 遊べばいい 乱れてもいい 好きなだけ 心の中の 渇きが少しでも満たされるなら 待っているよ 帰ってこなくてもいい どこかで わらって いておくれ 待って いるよ いつも
帰り道が 溶けていく もっと 素直に わがままに 帰り道が 溶けていく もっと 強く なすがままに 帰り道が 溶けていく わずかな時間の わずかな空間 そこにいろよ 今行くから
前を向いて 振り向かず 目標をとらえて トリガーを 引く リロード 振り向かず 目標をとらえて トリガーを引く リロード 僕は クソ ソルジャー だ 勲章の数は 削り落とした 感傷の数 人よりも半歩前に ジリジリと狂う脳に 薬を噛み砕く 僕は クソ ソルジャー …