日々の渇き 雑音を吐く

違和感 可視化できない言葉 音と 渇き

不殺

飽和した命

でも

 

一つ一つには

それぞれが主役の  ものがたり

 

重さは  計れない

 

それぞれの  ものがたりだから

 

微熱を帯びた

 

心臓を取り出して

 

比べてみたら

 

そこに   大した違いはない

 

器  脳や  身体

 

立場や  思考  選択の数

 

それらが生む  違い

 

半透明

どこまでも

半透明

 

同じものでできた

 

僕とあなたは

 

こうも違う

 

全ては  半透明

 

掴みかけては  消える

 

そう

 

別の  もの

 

わかるようで  わからない

わからないようで  わかる

 

人間は  とても  厄介だ