日々の渇き 雑音を吐く

違和感 可視化できない言葉 音と 渇き

まるで ろくでもない 日

ポケットに手を突っ込むのは

 

だいぶ前に直った癖

 

吸殻もあまり

もう落ちていない

 

愚かで  投げやりで  綺麗だった  あの子と

 

会わなくなって  もう  何年だろうか

 

僕のいるここは

 

清潔な微熱を  発してる

 

ドキドキしなくなって

 

もう  どれくらいの  小さな嘘を

 

たとえそれが

やさしさでも

 

どれくらいの  小さな嘘を

 

重ねただろうか

 

東京

 

どこかに  あの子も  あの人も  いる

 

出会っても  知らないふり

 

僕らはいつも

 

出会っても  知らないふり

 

東京