日々の渇き 雑音を吐く

違和感 可視化できない言葉 音と 渇き

夜光虫

僕は

沈まない船でもない

前向きに生きてるばかりでもない

 

言葉の下に

 

トイレの個室で噛み砕いた

錠剤の山と

記憶も途切れ途切れの

青春  とよばれる年頃の絶望と

通り過ぎた  人達と

過ちと

狂う夜を

 

繰り返し

ここにいる

 

明日僕は

トイレの個室で

錠剤を噛み砕き

なんにもないような顔をして

 

働いている

 

すり減った靴底は直せばいい

 

ぼくの

 

何を直せばいい

 

どこで